頭皮はかゆみを放っておくと危ないの?

頭皮かゆくなる理由としては、様々な原因がありますが、中でも、湿疹や皮膚炎によるものが広く知られています。まず1つに、接触性皮膚炎があります。接触性皮膚炎は、皮膚に接触した物質からの刺激や、アレルギーを起こすことが原因となって症状を起こすことになります。一般的に多く見ることができ、例えば、シャンプーなどが頭皮に合わなかったり、ヘアカラーによってかぶれてしまうことで炎症を起こすことになります。症状としては、赤いぶつぶつができたり、皮膚が盛り上がった状態で湿疹が現れ、かゆみだけでなく、場合によっては痛みが伴うこともあります。通常は、製品の使用を止めることで収まることが多く、症状がひどい場合には皮膚科での診察が必要になります。
2つ目としては、脂漏性湿疹があります。症状としては、非常にかゆみを伴うことになり、頭皮が赤くなったり、掻いてしまうことで悪循環を繰り返すことになり、完治にも時間がかかることになります。かつては赤ちゃんによく見られましたが、現在では、成人にも多く見られる症状となっています。脂漏性湿疹は、赤ちゃんの場合には毛穴が未発達など、成長過程でそのほとんどが起こりますが、成人の場合にはマラセチアというカビの一種が原因となっています。マラセチアは常任菌ですが、皮脂を好む習性があり、皮脂が多い環境では異常増殖をすることになります。そのために、ここでの代謝物が頭皮に炎症を起こし、かゆみを引き起こす原因となっています。頭皮の皮脂分泌は男性ホルモンが促進をすることから、男性に多い症状としても知られており、原因は不明とされてはいますが、不規則な生活などが影響を与えるとも言われています。対処法としては、皮膚科で早めの治療を受ける必要があり、多くは、ステロイド外用薬と、菌の増殖をおさえるために抗真菌薬が治療薬として用いられています。
3つ目としてはアトピー性皮膚炎があります。アトピー性皮膚炎は頭皮だけでなく、体全体に症状が現れることも多く、かかってしまった場合には、脂漏性湿疹と同様に、強いかゆみが現れます。原因としてははっきりとは判明しておらず、一般的に言われているものとしては、遺伝による体質、食生活や不規則な生活などのライフスタイル、ダニやハウスダストなどが原因として考えらえています。アトピー性皮膚炎の特徴として、その症状が人それぞれで違うことがあります。治療方針によって、通常、軽度、中等症、重症、最重症と分類されており、この症状においても早い時期に医療機関での治療を受ける必要があります。
頭皮のかゆみに関しては、症状がつらい場合などの理由から、シャンプーの頻度を多くしたり、また、掻いてしまったりすることも多くあります。しかし、頭皮に必要以上の刺激を与えたり傷を付けたりする原因になるために、できるだけ早い時期に医療機関で診察を受け、適切な治療を行うことが大切なことになります。